【初心者さん向けFX徹底解説】その2 FXの4大リスクとその対策
おはようございます!いちのすけです。
前回は
について書きました。
今回は【FXのリスクとその対策】について書いていきたいと思います。
リスク1 為替変動リスク
【FXとは?】でFXの仕組みについては説明しましたが、要するにFXは買った通貨を高く売る、売った通貨を安く買う。この二つの取引で利益を出す仕組みです。
逆に買った通貨を安く売り、売った通貨を高く買えば損失が発生します。
このように自分の思惑と違う変動をした場合は損失を被る事となります。
リスク2 強制決済リスク
取引業者に預けている証拠金が一定水準を下回ると、保有しているポジションが強制決済となります。
強制決済は成行注文で執行されますが、値が飛ぶ(急激な相場変動)が起こった場合、預けていた証拠金以上の損失を被る場合もあるので注意が必要です。
リスク3 電子取引リスク
FX取引をする際には、取引業者のサイトやアプリを使用して注文を出す事がほとんどです。ネット回線、通信機器、サーバーなどの不具合によって売買が一時的に停止してしまう事も稀にあります。
リスク4 信用リスク
過去にはFX会社が破綻して資産がなくなることもありました。
現在は顧客と会社の資産が分けられ信託保全がすべてのFX会社に義務付けられている為、比較的安全です。
※海外のFX会社はこの限りではありません。
※信託保全とは
業者が顧客から預かった資金を信託銀行に預けることで、最悪FX業者が破たんしても信託保全されている範囲内で信託管理人を通じて資金を返金するという仕組み。
以上、4つのリスクを紹介しましたが、このほとんどは予め事前に対策しておく事で軽減、回避出来ます。
具体的なリスク軽減、回避策として
リスク1 為替変動リスク対策
FXには多数の注文方法があり、損失を限定する注文方法もありますので、そういった方法を使って損失を限定出来ます。
リスク2 強制決済リスク対策
デモもしくは実際に取引をすればわかりますがレバレッジをかけすぎた為(証拠金に対して過剰なポジション量を取る)に起こる事がほとんどです。あくまで目安ですが、ドル円であれば10万円に対して1枚(10,000通貨)などと事前に資金管理ルールを決めておけば軽減、回避出来ます。
リスク3 電子取引リスク対策
これは取引業者側の問題なのでどうしようもありません。しかしリスク1、2の軽減、回避策を講じていればこのリスクへの対策にも繋がるでしょう。
リスク4 信用リスク対策
信託保全が義務(国内)付けられている為、少額取引であればそこまで気にする必要はないと思いますが、信託保全と一口に言っても「完全信託保全」「一部信託保全」など種類がありますので、気になる方は口座開設の前にチェックしておくと良いでしょう。
以上、FX取引をする際に気を付けたい4大リスクとその具体的な軽減、回避策でした。
もちろんリスクはこれだけではないのですが、機会があれば別途記事にしたいと考えています。
次回は【FXを始める為にするべき事】について具体的に記事にしたいと思います。
それではまた!